「片づけたいけど、仕事と育児で忙しくてむずかしい」
「自分の能力が低いから片づけられないのでは…」
仕事をしながら育児をしているワーママだと、片づけまで手が回らないことも多いですよね。
しかし、工夫をすれば、忙しくても片づけは進められます。
今回は
- ワーママが片づけられない理由
- 仕事と育児が忙しいママでもできる片づけの工夫
- 忙しい人ほど片づけると得られるメリット
について解説します。
ぜひ参考にしてくださいね。
主婦力のせいではない│忙しいワーママが片づけられない3つの理由

忙しいワーママが片づけられない理由は、主に3つあります。
- 物が多すぎて収納しきれない
- ちゃんとやる時間が取れない
- 理想が高すぎて手が止まる
1つずつ解説します。
モノが多すぎて収納しきれない
1番多い原因は、モノが多すぎること。
たとえば、週末に子どもの洋服やおもちゃをしっかり片づけたのに、月曜日にはもう元通り…。
なんてことはないでしょうか?
「うちの子が片づけてくれないから」
と思いがちですが、モノが多すぎて、子どもには片づけにくいのかもしれません。
モノの全体量を見直すことが、キレイな部屋を作るための第一歩です。
「ちゃんとやる時間」が取れない
忙しいワーママだと、休みの日も家族との時間で手一杯で、ちゃんと片づける時間なんて取れないということも多いですよね。
でも実は、「時間がないから片づけができない」というのは思い込みかもしれません。
平日5分の片づけでも、少しずつ積み重ねていくだけで、部屋は整っていきます。
「片づけはスキマ時間でOK」
と思えると、気持ちもラクになって、自然と体も動くようになります
理想が高すぎて手が止まる
「きれいに片づけなきゃ」と思いすぎると、かえって手が止まってしまうことがあります。
たとえば、白で統一された収納グッズに憧れて一式そろえたけれど、すぐに汚れが目立って困ってしまった…という声もよく聞きます。
大切なのは、自分や家族にとって暮らしやすいかどうかです。
『ちょうどいい暮らしやすさ』を目指していくことが、片づけを前に進めるコツです。
ワーママが仕事と子育てをしながら片づけるための5つの工夫

忙しいワーママでも、子育てをしながら片づけるための工夫を5つご紹介します。
- 「今使っているモノ」だけを残す
- 5分単位でできる「プチ片づけ」を習慣化
- 家族でもわかるように収納する
- 「ワンアクション収納」で片づけのハードルを下げる
- モノの置き場所を言葉にする
くわしく解説します。
「今使っているモノ」だけを残す
管理しやすくするためにも、「モノの整理」から始めましょう。
整理をするときのポイントは、「今使っているかどうか」で判断すること。
「いつか使うかも」と思って取っておくと、結局使わずに収納スペースを圧迫してしまうことが多いからです。
例えば、赤ちゃんの頃に使っていたベビーカー。
もう使わないと分かっていても、「思い出がつまっているから…」と手放せずに玄関に置いていませんか?
今の生活に必要ないと判断できれば、思い切って手放してみましょう。
迷ったら「1年以内に使ったかどうか」を目安にするのもおすすめです。
判断しやすくなって、片づけがぐっとラクになります。
5分単位でできる「プチ片づけ」を習慣化
平日の片づけは、「5分だけ」と決めて取り組むのもオススメです。
忙しい日でも、無理なく続けられます。
「まとまった時間がないと片づけられない」と思っていると、いつまでも手をつけられません。
でも、何もしないより、5分でも片づけていけば、少しずつ前に進むことができます。
例えば、平日の朝に玄関を5分だけ整えてみましょう。
ポストにたまったチラシや紙類を捨てるだけでも、スッキリします。
家族でもわかるように収納する
片づけはママだけの仕事ではありません。
パパも子どもも、収納場所がひと目でわかれば、自分で片づけることができます。
収納場所にラベルや写真を貼っておけば、小さな子どもでも「どこにしまえばいいか」が判断できるようになるでしょう。
ちょっとした工夫で、「なんで私ばっかり片づけてるの?」というストレスからも解放されます。
「ワンアクション収納」で片づけのハードルを下げる
収納するときは、「開けて・しまう」の手間が少なさを意識すると、片づけがぐんと楽になります。
動作が多くなるほど、「面倒くさいな……」と感じて、出しっぱなしになりがちです。
たとえば、引き出しの中にフタ付きの箱があって、その中クリップが入っていると手間が何重にもなってしまい、片づけがめんどうになります。
子どものおもちゃなどは、フタなしのカゴに変えて『入れるだけ』の仕組みにすると、自然と片づけの習慣も身につきやすくなります。
モノの置き場所を言語化しておく
「どこに何を置くか」を言葉で決めておくと、迷わず片づけられるようになります。
収納場所があいまいだと、「ここで合ってるかな?」と毎回悩んでしまいます。
そのうち面倒になって出しっぱなしに……という事態にもなりがちです。
たとえば
- リビングの引き出しの左側にはボールペン
- リモコンはテーブルのリモコンボックスに
など、場所をあらかじめ言葉で決めておくだけで、家族みんなが自然と元に戻せるようになります。
言葉にしてルールを決めておくことで、家全体が使いやすくて片づけやすい空間に変わっていきます。
片づけると忙しいワーママでも自分の時間も生まれます

片づけは面倒で後回しにしているママさんもきっと多いですよね。
しかし、忙しいワーママほど片づけをすると、自分の時間が生まれて心に余裕ができます。
自分の時間が生まれる理由を2つ解説します。
片づけがラクになると、家事の効率も上がる
片づけやすい家は、家事の動きもスムーズになります。
必要なものがすぐに取り出せるので
「あれ?どこに置いたっけ?」
と探す時間がぐんと減るからです。
たとえば、料理中に調味料やキッチンツールが見つからないと、手が止まってしまいますよね。
必要な場所に必要なものが整っていると、ストレスなく家事が進められて、自然と時短にもつながります。
片づいた空間は、心地よさだけでなく、家事全体の効率アップにもつながります。
気持ちが落ち着き、自分を大切にできるようになる
部屋が整うと、心にも余白が生まれます。
視界に入る情報が少なくなることで、脳が自然とリラックスできるからです。
寝室の床に物がなくなっただけで、眠りの質がよくなったり、リビングの散らかりがなくなっただけで、1日の終わりを落ち着いた気持ちで過ごせるようになります。
モノを減らすことで、ゆとりのある生活に変わります。
ワーママからよくある片づけの質問をまとめました
忙しい働くママからよく聞かれる質問をまとめました。
5分じゃ何もできない気がします
5分でも一ヶ所に集中すると意外と進みます。
「玄関の靴箱を一段確認」
「食器棚の1段だけ見直す」
など、小さな場所に限定して片づけるのがコツです。
片づけてもすぐリバウンドします
リバウンドの原因は、モノの量が自分の管理能力を超えているから。
片づけは一度整えたら終わりではなく、「続けやすい仕組み」を作ることが大切です。
仕組みができれば、維持はぐっとラクになります。
リバウンド対策は下記の記事も参考になります。
そもそもどこから始めればいいかわかりません
今、1番「ストレスを感じている場所」や「1日に何度も使う場所」から始めると、変化を実感しやすいです。
たとえば、玄関・キッチン・洗面所などがオススメです。
片づけ場所の優先順位については下記の記事が参考になります。
片づけは忙しいワーママこそ工夫で変われる
忙しくても頑張っているからこそ、片づけは「できるところから」で大丈夫です。
「今日は引き出しひとつだけ」でも1週間後には大きな変化になります。
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