「片づけても、すぐに散らかる…」
「どこにしまえばいいのかわからないから、とりあえずテーブルの上に置いておこう」
片づけが苦手な人は、「モノの住所が決めていない」ことが多いです。
どこに置いたかわからなくなったり、しまう場所に迷ったりして、また散らかってしまいます。
今回は
- 片づけでモノの場所を決めるメリット
- モノの場所の決め方
について解説します。
ぜひ参考にしてくださいね。
片づけでモノの場所が決める3つのメリット

「片づけだけでも大変なのに、モノの住所を決めるなんてめんどうくさい」
と思う人もいるかもしれません。
実は、モノの住所を決めると、めんどくささ以上に大きなメリットがあります。
- 片づけがラクになる
- 家族がモノを元に戻しやすくなる
- 収納グッズをムダに買わなくなる
詳しく解説します。
片づけがラクになる
モノをしまう場所が決まっていると、片づけがとてもラクになります。
散らかる原因は、どこに置いていいかわからないモノが多いから。
使ったら毎回
「どこに置いておこうかな?」
と考えるのは、脳のエネルギーの無駄遣いです。
たとえばボールペン。
片づける場所が決まっておらず、なんとなくリビングの上に置きっぱなしになっていませんか?
迷わず元の場所に戻せるようになると、ムリせずキレイな部屋がキープできます。
家族がモノを元に戻しやすくなる
モノの住所を決めることで、家族全員で片づけられるようになります。
できれば、家族がよく使うモノには、ラベルを貼ってわかりやすくしましょう。
家族みんなで、片づけられると、自然とキレイなおうちになります。
「これ、どこに置いたらいいの?」
「アレ、どこにしまったけ?」
と聞かれなくなるので、ママの負担も少なくなります。
収納グッズをムダに買わなくなる
「リモコンの専用のラックを買えば片づきそう!」
「カバン用のボックスを使えば、キレイになるかもしれない」
などと考えてはいないでしょうか?
収納グッズはモノの住所を決めてから検討しましょう。
意外と手持ちの収納で片づくことが多いからです。
モノの居場所を決める前に収納グッズを買うと
- サイズが合わない
- 結局使わない
という事態になりかねません。
片づけるときにモノの場所を決める3つのコツ

モノの場所を決め方にはコツがあります。
コツを抑えないと、せっかく住所を決めても散らかりやすい部屋になってしまいます。
- 使う場所の近くにしまう
- よく使うモノは取り出しやすい場所に
- ラベルや仕切りを使う
1つずつ解説します。
使う場所の近くにしまう
モノの場所を決める基本は、使う場所の近くにするです。
使う場所から離れたところにモノの住所を作ると、元の場所に戻しづらくなりますよね。
元に戻しにくいと、すぐに散らかってしまいます。
リビングのテレビのリモコンを寝室に置いたり、玄関で使う印鑑を台所に置いたりしていませんか?
モノの住所を決めるときは、使う場所の近くにしましょう。
よく使うものは取り出しやすい場所に
よく使うモノは、取り出しやすい位置に置き場所を作りましょう。
使う頻度の高いモノは、腰から目線の高さの間に収納をすると、取り出しやすくなります。
逆にあまり使う機会のないモノは、高いところや低いところに置きましょう。
年に数回しか使わない客用の座布団や、扇風機などの季節の家電は、出し入れしにくい場所でも大丈夫です。
モノの置き場所は、使う頻度を考えて決めましょう。
ラベルや仕切りで定位置を明確に
モノの置き場所が決まったら、ラベルを貼ったり、仕切りを使ったりして、わかりやすくしましょう。
1度住所を決めても、慣れるまでは元に戻すときに迷ってしまいます。
とくに家族は、ラベルがないと、どこに片づけていいかわかりませんよね。
小さいお子さんのいるおうちは、ラベルだけではなく、写真などを活用してもいいでしょう。
どうしてもモノの場所を決められないときの3つのヒント

「住所を決める手順通りにやろうとしても、上手くいかない」
「いくつか住所を決められないモノがある」
片づけに慣れていないと、モノの置き場所を決められない人もいます。
モノの住所が決められないときのヒントを3つ紹介します。
モノを「使いはじめる場所」で決める
手順の中で「使う場所の近くにしまう」という説明をしましたが、なかには家の中を移動しながら使うモノもありますよね。
たとえば掃除機。
使いはじめる場所と使い終わる場所が、違う場合もあるでしょう。
そのような場合は「使いはじめる場所」の近くにモノの置き場所を設置します。
使い終わったら、次に使うときのために戻すようなイメージです。
モノの住所に迷ったら「使いはじめる場所はどこが多いかな?」という視点で、考えてくださいね。
一緒に使うモノは「同じ場所」に収納する
同時に使うことが多いモノ同士は、同じ場所にしまうと便利です。
すぐに取り出せるようにすると、生活がしやすくなります。
- 手紙を出すときに必要な切手と封筒
- 宅配の段ボール用を梱包するためのガムテープと宅配の伝票
「これはいつ、何と一緒に使う?」と考えて住所を決めると、自然と置き場所が決まってくるはずです。
モノの場所を考えるときは1つずつ
ここまで読んでも、どうしてもモノの住所が決まらない場合、複数のモノの場所を同時に考えようとしていませんか?
モノの場所を考えるのは、意外と脳のエネルギーを使います。
ゆっくりでいいので1つずつ決めましょう。
片づけはモノの場所を決めることが大事!
モノの場所を決める大切さやコツについて解説しました。
ただ、モノの量が多くてあふれてしまうなら、先にモノを減らしましょう。
もっと整理や収納について深く学びたい方は、整理収納学園で勉強しませんか?
無料で入学できます。
不定期で整理収納に関する勉強会やイベントを実施中です。
ご参加をお待ちしております。