「洋服がクローゼットからあふれて困っている」
「洋服が多すぎて整理するのが面倒くさい」
洋服の整理は、片づけでも多いお悩みの1つ。
セールでつい買いすぎたり、値段の高かった服を捨てられなかったり……。
家にあるアイテムの中でも、増えてしまいやすいモノです。
今回は
- 洋服を整理する手順
- 衣類を収納するアイデア
- 手軽にできる衣類の管理法
について解説します。
ぜひ参考にしてくださいね。
衣類の整理収納:整理するときの3つの手順
面倒に感じる衣類の整理ですが、やり方はシンプルです。
ポイントは、洋服への執着を手放せるかどうか。
食べ物などとちがって、洋服はカビや虫食いなどがない限り、不要だと判断しにくいモノです。
そのため、できるだけ例外を作らず、片づけの基本に沿って進めていきましょう。
- すべての衣類を出す
- 1年間着ていない服は手放す
- 思い出の服は別に保管
1つずつ解説します。
すべての衣類を一度出す
片づけで大切なことは「すべて出すこと」です。
少しずつ、入れ替えればいいや
と思いがちですが、衣類の量が把握できず
「たくさんあるのに結局1枚も処分できなかった」
いう事態に陥りがちです。
すべて出す必要性は、下記の記事でも解説しています。
まず、引き出し1つ分からチャレンジしましょう。
すべて出すと
- どのような服を持っているのか、
- 家族ごとの量
- サイズ感はどうか
なども把握できます。
1年間着ていない服は手放す
次に「このまま残しておくか」「処分するか」を1枚ずつ判断します。
迷ったときは、「最近1年間で着たか」だけに注目しましょう。
1年間着ていない服は、今後も着ない可能性が高いです。
今の自分に合った服だけを残しましょう。
毎日の服選びがラクになります。
思い出の服は別に保管
大切な思い出の服は「思い出ボックス」を用意して保管しましょう。
- 子どもが初めて着た服
- 大切な人からいただいた服
思い入れのある衣類は、普段使いの服とはわけて収納します。
ただし、思い出ボックスのスペースも限られているので、本当に大切なモノだけを選んで保管しましょう。
思い出ボックスの大きさにもよりますが、3着くらいに絞ると保管の手間もかかりません。
保管した衣類は、年に2,3回は取り出し、防虫剤や除湿剤などを入れ直しましょう。
整理をした衣類を収納するときに知っておきたい4つのアイデア
整理が終わったら、洋服を戻していきましょう。
少し工夫するだけで、クローゼットや引き出しが使いやすく収納のアイデアを4つご紹介します。
- 立てて収納
- ハンガーの活用
- 収納ボックスの利用
- デッドスペースの活用
くわしく解説します。
立てて収納する
洋服を多く収納したい場合は、引き出しの中で洋服を立てて収納するといいでしょう。
衣類の収納で大切なのは「見える化」と「取り出しやすさ」です。
引き出しに立てて収納すると、取り出すときに一目で確認でき、ほかの服を崩すことなく取り出せます。
朝の時間がない人にも向いている収納方法です。
ハンガーを活用する
畳むのが面倒くさい、朝以外の時間も忙しいという人は、ハンガーを活用するといいでしょう。
畳まずにできるだけハンガーにかけて、クローゼットやハンガーラックに掛けて収納します。
ハンガーを使って収納するときは、下記のような工夫をするとより使いやすくなります。
- 使用頻度によって左右にわけて掛ける(よく着る服は左側、あまり着ない服は右側)
- 色別に並べる
- コーディネートごとにまとめる
コーディネートごとでまとめるときは
- 上下セットで掛ける
- よく合わせる服同士を近くに収納する
などを心がけると、より服を選びやすくなります。
ただし、ハンガー収納は、引き出し収納に比べるとあまり多くの服はしまえません。
持っている洋服の量によって、引き出しとハンガーを使い分けましょう。
収納ボックスの利用
子どもがいる家庭では、サイズアウトした服の整理もありますよね。
お下がりとして保存しておきたい場合は、収納ボックスをうまく活用しましょう。
透明な収納ボックスを使うと、中身が一目でわかり、必要なときにすぐ取り出せます。
収納ボックスを使うときは、分類するとわかりやすいでしょう。
- サイズ別に分類する
- 季節別に分類する
- 用途別に分類する(普段着、オシャレ着、パジャマなど)
使いやすい分類方法を選択しましょう。
デッドスペースを活用する
クローゼットやタンスの上部・下部には、意外と使えるデッドスペースが眠っています。
デッドスペースには
- 次のシーズンの服
- サイズアウトした服
- 思い出の服
- 現在よく使う靴
- おもちゃ収納
- 日用品のストック
などを入れることが多いです。
限られた収納スペースを、最大限に活用しましょう。
衣類の整理収納が終わったら……散らかりにくくなる2つの片づけルール
毎日使う衣類だからこそ、片づけのルールを決めていないと、また散らかってしまいます。
忙しくてもすぐに実践できる、2つのルールをご紹介します。
- 一時置き場を作る
- 衣替えのタイミングで整理する
くわしく解説します。
「一時置き場」の設置
「部屋のあちこちに衣類が散らかってしまう」
というおうちは、「一時置き場」を作るといいでしょう。
忙しくて、すぐにクローゼットや引き出しに洋服を戻せないときもありますよね。
玄関や寝室に「一時置き場」を設けると、ベッドやソファの上に置きっぱなしという事態を防げます。
ただし、1日1回、必ず一時置き場を確認して、元の場所に戻すことを忘れずに。
一時置き場を作るときは、下記のようなアイテムを使うといいでしょう。
- 100円ショップのフック付きハンガー
- 折りたたみ式のスタンドラック
折り畳み式のラックなら、使わないときは畳んでコンパクトになるので、場所を取りません。
衣替えのタイミングで衣類の整理をする
整理をあと回しにしてしまうときは、衣替えのタイミングで整理をしましょう。
クローゼットから出すときに、1年以上着ていない服を取りのぞけば、洋服が増えすぎません。
衣替えをしないという家庭もありますが、洋服が増えすぎているなら季節ごとに服を入れ替えるだけで、生活しやすくなります。
どうしても洋服の整理を進められない人は、試してくださいね。
衣類の整理収納をすると、毎日が快適になる
衣類の整理や収納について、解説しました。
洋服は毎日使うモノなので、整理をするだけで時間の節約になったり、家の中が整うなど、快適な生活に近づけるアイテムです。
ぜひ、少しずつでいいので整えていきましょう。
整理収納学園では、みんなで片づけをするイベントや、プロの整理収納アドバイザーから勉強できる機会を作っています。
入学は無料なので、よかったら遊びに来てくださいね。