「片づけても片づけても終わらない」
「片づけを実践するけれど、いつも途中で止まってしまう」
片づけに取り組んでいるのに、終わった気がしない、終わらない……というお悩みは、意外と多くの人が抱えています。
今回は
- 片づけが終わらない人の共通点
- 挫折せずに片づける方法
- 片づけを終えられる人の考え方
について解説します。
ぜひ参考にしてくださいね。
片づけが終わらない人の3つの共通点とは?

片づけが終わらないと感じる人には共通点があります。
- モノを減らすかどうかの判断ができない
- ゴールがわからない
- 片づけの順番を間違えている
くわしく解説します。
モノを減らす判断がつかずに止まってしまう
よくあるのが、モノを手放すかどうかの判断がつかずに、片づけが止まってしまうケースです。
結局モノが減らなかったり、モノを出したまま何日も放置されていたりして、片づけが中途半端になってしまいます。
「この家電はまだ使うかも」
「去年の流行りのスカートだけど、まだ着られるから捨てられない」
などと迷ってはいませんか?
捨てるかどうか迷いすぎて片づけが終わらないという人は、とても多いようです。
ゴール設定がない
ゴールが決まっていないので、どこまでやっても終わったと思えない場合もあります。
終わりを決めていないと
- どこまで片づければいいのか分からず、途中で挫折しやすくなる
- 「どう暮らしたいか」がわからないので、なんとなく残すクセが抜けない
などと言う状態になりがちです。
迷いが増えると、作業スピードも落ちてしまいます。
片づける「順番」がまちがっている
そもそも片づけの順番をまちがっている人もいます。
よくあるのが、モノの要不要を仕分ける前に、収納をからはじめようとするケース。
どんなに収納を工夫しても、モノが多いままだと、片づけが終わったという感覚にはなりません。
先に不要なモノを手放すことで、片づけの効率もアップします。
中途半端にならない片づけ術|「ちゃんと終わった」と思える3つのコツ

「片づけが終わった」と思えるためにはコツがあります。
- 終わりの状態をイメージする
- 捨てる基準を決めて書く
- 1日15分手を動かす
の3つです。
くわしく解説します。
1.「終わりの状態」をイメージすることから始める
最初に
- どんな暮らしがしたいか
- どのスペースをどこまで片づけたいか
を決めましょう。
目標があいまいだとモチベーションが保てません。
たとえば
- ぎちぎちに収納されている棚のモノの量を2割減らす
- 引き出しは今使っている文房具だけにする
など。
具体的なゴールを決めることで、小さな達成感を積み重ねられます。
2.「捨てる基準」を決める迷いが減る
手放す基準を決めて、紙やスマホのメモ帳に記録しましょう。
処分する基準が明確であれば、迷う回数を減らせます。
基準を決めても迷うという人は、段ボールなどを「保留ボックス」にし、
「10秒迷ったら保留ボックスへ」
というルールを決めてもいいでしょう。
3.1日15分手を動かす
ゴールが決まり、手放す基準を決めたら、すぐに手を動かしましょう。
忙しい人なら1日15分でもOKです。
- テーブルの上
- 冷蔵庫の中
など、要不要がわかりやすいところから手をつけていきましょう。
手を動かさないと、片づけは終わりません。
片づけが終わらない人から抜け出せる考え方

今まで紹介したコツを使っても「片づけが終わっていない気がする」と思う人は、考え方を工夫するといいかもしれません。
たとえば
- 「片づけ」がプレッシャーになっている
- 家族が動かなくて片づかない
- 完璧主義に陥っている
などは視点を変えることで、ラクになります。
1つずつ確認しましょう。
「片づけなきゃ」とプレッシャーになっていませんか?
「片づけなきゃ」
と義務感を感じていませんか?
片づけがプレッシャーになると、ストレスで行動が鈍り、片づけが終わらないというネガティブループに陥りやすくなります。
片づけは
- 1日短い時間でもOK
- やる気がなければ1つでもモノを手放せたらOK
と、ハードルを下げると動きやすくなります。
ほかにもゲーム形式にしたり、音楽を流したり、楽しめるようにしてみましょう。
片づけを楽しく進める方法は下記の記事でも紹介しています。
家族の協力がなくても、まずは「自分の空間」から
家族と一緒に住んでいると
「家族は片づけないのに、自分ばっかり」
「家族が散らかすから片づかない」
と思ってしまいがち。
生活を共にしているので気持ちはわかりますが、人を動かすより自分を変えたほうが早いです。
まずは自分のモノから整理しましょう。
あなたが変わることで、家族も変化し始めることもあります。
家族が片づけが苦手なら、下記の記事も参考になります。
「完璧主義」を手放すと、片づけがうまくいく
完璧主義になっていませんか?
- モデルハウスのような部屋じゃないと、片づけたことにならない
- 完璧な収納を作らないと、満足いかない
最初から目標が高く設定しすぎると、動けなくなります。
完璧を目指し過ぎず、まずは短時間で小さなスペースから片づけをはじめましょう。
片づけが「終わる日」は工夫次第でやってくる
片づけが終わらないと悩んでいる人は、キレイな部屋への一歩は踏み出せています。
あとは、工夫だけ。
記事を参考にしながら、片づけをやり切ってみましょう!
きっと気持ちもスッキリして、充実感が得られるはずです。
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