「片づけをするときに、なんでモノを全部出さないといけないの?」
「全部出すって、正直面倒くさい。」
片づけの本などを読んでいると、「収納場所にしまったるモノを全部出しましょう。」という手順があります。
当サイトでも、片づけの際は、最初に全出しをオススメしていますが、億劫に感じる人もいますよね。
今回は、
- 片づけの最初にモノを全て出すメリット
- 全部出すときのコツ
- 全出しをするときにありがちな疑問
について解説します。
ぜひ参考にしてくださいね。
片づけで全部出すことの3つのメリット
モノを全て出すのがいいと知っていても、メリットがわからないと泰樹が起きないですよね。
モノを全て出す良さは3つあります。
- 入っているモノの全体像がわかる
- 何を残すかに集中できる
- 収納場所の容量から残すモノを割り出せる
詳しく説明します。
入っていたものの全体像がわかる
1番大きなメリットは、全体像がわかるということです。
片づける場所に、
- モノがどれくらい入っているのか
- どんなモノをしまっていたのか
などを、おおざっぱにでも知ることで、整理がスムーズになります。
「こんなに入っていたの?」
と驚く人も少なくありません。
まずは全体像をつかむことからはじめてみましょう。
何を残すかに集中できる
最初に全体像が知ることで、何を捨てるかよりも何を残すかに焦点を当てられます。
明らかなゴミならすぐに処分できますが、捨てようか迷うモノも多いはず。
1つ1つモノを出して要不要を判断しようとすると「捨てる」に集中してしまい
「もったいない」
「まだ使える」
など、残すための言い訳がでてきやすいもの。
しかし全出ししたモノが目の前にあると、優先順位が決まりやすくなります。
これから何を持ち続けるかこそが、理想の暮らしに近づくための1歩です。
収納場所の容量から残すモノを割り出せる
しまってあるモノを出すと、収納する場所の容量もわかりやすくなります。
収納場所の容量がわかると、どのくらいの量を残せるかも割り出せます。
モノの量は、収納場所の6~7割くらいが理想です。
ギュウギュウに詰め込んでしまうと、取り出しにくくなりますし、モノによっては劣化しやすくなります。
収納場所に合わせて、手元に残すモノを調整しましょう。
片づけで全部出すときはコツをおさえれば大丈夫
全部出すなんてカンタン!と思われがちですが、やってみるうまくいかない人も多いもの。
全部出すときはコツがあります。
- 小さな範囲からはじめる
- 場所別・カテゴリー別、などはこだわりすぎなくていい
- 出すときは何も考えない
1つずつ見ていきましょう。
小さな範囲でOK
最初は小さな範囲のモノから出していきましょう。
はじめから、
- クローゼットのモノを全て出す。
- 倉庫の中身を全出しする
など大きな場所に挑戦すると、出した後のモノを置く場所がなかったり、時間がかかり過ぎたりして挫折の原因になります。
- 引き出し1つ
- 本棚の棚1段だけ
など、小さな範囲から全部出しをしてみましょう。
場所ごとか、カテゴリーごとか│好きなほうでOK
- 場所ごとに片づけたほうがいいか
- 洋服、台所用品、などカテゴリーごとに片づけたほうがいいか
これは、片づけの流派によって違うため、自分に合うほうを採用しましょう。
ただ、家族が多い場合、カテゴリー別で整理しようとすると、1回の量が増えがちです。
時間があって一気に片づけたいときは、カテゴリーごとに全出ししてもいいですが、
- 片づけが苦手
- 多くのモノを広げるスペースがない
- 時間がない
という場合は、場所ごとにチャレンジしたほうがいいでしょう。
出すときは何も考えない
全部出すときに1番大切なのは、出すときは何も考えないということ。
出しながら要不要を考えると手が止まりやすくなります。
出すときは何も考えない、出してから考えるを徹底しましょう。
出すときに捨てようか考えていると時間もかかり、頭も疲れます。
頭が疲れると徐々に出すときは何も考えずに行いましょう。
片づけるときに全部出さなきゃだめ?よくある疑問に答えます
それでも
「全部出すのは面倒くさい。」
「どうせまたしまうのだから、収納場所から出しながら整理したい。」
という人もいますよね。
全部出すときにありがちな疑問について答えます。
モノを出す場所がない
よくあるのが、出したあとのモノを出す場所がない、というもの。
出す場所がないと感じる場合、片づける範囲が広すぎるのかもしれません。
全部出すときのコツでも紹介しましたが、小さな範囲からはじめるといいでしょう。
- お財布のなか
- 筆箱のなか
などから片づけるのがオススメです。
全部出したら戻すのが大変そう
全出し後に戻すときは、雑でOKです。
なぜなら、整理と収納は別物だから。
全出しして、モノが減ったらとりあえず戻すところまでで「整理」の手順は完了です。
キレイにしまう「収納」は、別の日にやりましょう。
疲れた頭で収納までやろうとすると、挫折しがちです。
ただし、プロの整理収納アドバイザーなどが付いてくれるのであれば整理と収納をいっしょに行っても大丈夫です。
処分するか迷う
全部出したはいいけれど、処分するか迷って整理が進まない人も多いですよね。
迷ったモノは、保留ボックスに一旦保管しておきましょう。
時間がたつと、手放せるようになることも多いです。
保留ボックスは、段ボールなどでOK。
全部出しをする前に、用意しておくとスムーズに片づけが進みます。
片づけが苦手な人ほど全部出すことを心がけよう
収納場所にあるものを全て出すのは、遠回りのように思えるかもしれません。
しかし片づけが苦手な人ほど、全部出すという手順は省かず行いましょう。
収納されているモノの量を、実際に目で見ることは、想像以上に効果があります。
もっと片づけの正しい手順を勉強したい人は、整理収納学園で学べます。
LINEに登録するだけで無料で入学できるので、効率よく片づけをした人は、ぜひご検討くださいね。