「冷凍庫がパンパンで必要なモノが取り出せない」
「冷凍庫に、なにが入っているかわからず、同じ食材を買ってしまう」
冷蔵庫より長めに食材を保存できる冷凍庫は、つい整理があと回しになりがちです。
今回は
- 冷凍庫を整理するときの手順
- 冷凍庫を整えやすくするコツ
- キレイな冷凍庫をキープするためのポイント
について解説します。
ぜひ参考にしてくださいね。
整理収納初心者向け!冷凍庫を整える3ステップ

冷凍庫の整理は、意外と初心者向きです。
賞味期限や見た目で不要なモノがわかりやすく、整理する場所も限られているからです。
冷凍庫をスッキリさせる、3つの基本ステップをご紹介します。
- 冷凍庫を空っぽにする
- 賞味期限と状態をチェックする
- 冷凍庫のなかの汚れを落とす
- 必要な食材を戻す
一緒に、使いやすい冷凍庫を目指していきましょう。
1. 冷凍庫を空っぽにする
最初に、冷凍庫の中身をすべて取り出しましょう。
暑い季節は、必要な食材が溶けないように、保冷バッグやクーラーボックスを用意しておくと安心です。
取り出した食材は、おおまかに分けておくといいでしょう。
たとえば
- 肉類(牛肉、豚肉、鶏肉など)
- 魚介類(切り身、干物、むき海老など)
- 野菜類(カット野菜、下ごしらえ済み野菜など)
- 加工食品(冷凍食品、お惣菜など)
- 作り置きおかず(常備菜、お弁当用おかずなど)
のような分類すると、あとで冷蔵庫に戻すときに便利です。
綿密に分ける必要はないので、冷凍庫から出しながらざっくり仕分けておきましょう。
賞味期限と状態をチェックする
出した食材は賞味期限と状態を確認しながら、捨てるかどうか決めましょう。
賞味期限がよくわからない場合は
- 肉類 約1ヶ月
- 野菜類 約1週間
を目安に処分するか判断してください。
ただ下記のような状態の食材は注意が必要です。
- 霜が厚く付いている → 長期保存による乾燥のサイン
- 表面が変色している → 酸化が進んでいるサイン
味にも影響が出るため、残しておくかどうかの目安にしましょう。
冷凍庫のなかの汚れを拭きとる
中身をすべて出したら、冷凍庫のなかの汚れを拭きます。
できれば、取り外せる引き出しや棚は外して、台所用中性洗剤で洗うといいでしょう。
臭いが気になるときは
- 重曹水での拭き掃除(1:1の割合で水と混ぜる)
- お酢での拭き掃除(3:1の割合で水で薄める)
- コーヒーかすの脱臭(乾燥させたモノを容器に入れて置く)
- 市販の脱臭剤を置く
などの対策が必要です。
不要な食材を処分したら、冷凍庫に戻していきます。
カンタンで実践しやすい整理収納のポイント│冷凍庫ならではのコツ

せっかく冷凍庫をキレイにしても、収納のルールを決めていないと散らかりやすくなります。
冷凍庫が使いやすくなる収納のポイントをまとめました。
- 食材を「立てる」収納にする
- 透明な袋や容器で中身を見える化
- ラベリングで賞味期限を管理
くわしく確認していきましょう。
食材を「立てる」収納法
冷凍庫に入れる食材は「平らにして冷凍し、立てる」収納が最も使いやすい収納方法です。
家庭で食材を冷凍するときは、ジッパー付き保存袋に食材を入れ、空気をしっかり抜いて平らに整えましょう。
厚みを均一にすることで、立てて収納したときに倒れにくくなります。
立てた食材は100円ショップで売っている、ブックエンドや仕切り板を使って固定すると、さらに取り出しやすくなります。
透明な袋や容器で見える化
冷凍庫の整理で最も重要なのは「中身が見える」ことです。
透明なジッパー付き袋やクリアケースを使うことで、食材の種類や量が一目で確認できます。
どこに何があるかすぐにわかる、使いやすい冷凍庫になります。
冷凍のご飯やおかずは、1食分ずつ小分けにして透明な容器に入れておきましょう。
1食ずつ冷凍をすれば、必要な分だけ解凍できるので、食品ロスも防げます。
ラベリングで一目で把握
可能であれば、マスキングテープを使ったラベリングもしましょう。
食材名と冷凍した日付を書いたマスキングテープを、袋や容器の見やすい位置に貼ります。
余裕があれば、カテゴリーごとにマスキングテープを色分けすると、なおよいでしょう。
たとえば
- 赤テープ:お肉類
- 青テープ:魚介類
- 緑テープ:野菜類
- 黄テープ:作り置きおかず
などに色分けします。
パッと見てわかるので、取り出しやすくなり、冷凍庫を開ける時間も短くなります。
整理された冷凍庫を継続するための2つのコツ

キレイな冷凍庫を持続させるために、心がけるといいコツを2つご紹介します。
- 週1回の「整理リセットデー」
- 新しい食材は奥に置く
1つずつ確認していきましょう。
週1回の「整理リセットデー」のススメ
週末など、時間に余裕がある日には、冷凍庫の中身を確認する習慣をつけましょう。
毎回、冷凍庫の中身を出すのは大変なので、全体をチェックするだけでも大丈夫です。
- 使い忘れている作り置き食材はないか
- そろそろ使っておかなくてはいけない食材はないか
そろそろ食べたほうがいい食材も、リセットデーの日に食べてしまえば、無駄にせず済みます。
古い食材を手前に、新しい食材は奥に収納する
古い食材や賞味期限が近いモノを手前に移動させ、新しい食材は奥にしまうようにしましょう。
キレイな冷蔵庫がキープしやすくなります。
週に1回のリセットデーに入れ替えてもいいですし、新しい食材を入れるときに、奥の方に入れるだけでも大丈夫です。
使うときは手前の食材から利用すれば、古い食材が冷凍庫に入りっぱなしという事態を防ぎやすくなります。
冷凍庫の整理収納はそれほどむずかしくない
今回は冷凍庫の整理や収納についてまとめました。
冷凍庫や冷蔵庫は、思い入れのあるモノも少ないので、整理初心者にとっては片づけやすい場所です。
不要なモノもわかりやすいので、どこから片づけていいか迷っている人は、冷凍庫から片づけてみましょう。
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