「片づけなんて私には無理」
「モノが多すぎて手に負えない」
片づけをしなくては、と分かっていても行動できないことってありませんか?
今回は
- 片づけは無理だと思う原因
- モノが多すぎて片づけられないときの対処法
- 場所別5分でできる片づけのアクション
について解説します。
ぜひ、参考にしてくださいね。
「片づけは無理」と思ってしまう3つの原因

「片づけなんて無理」と思ってしまう原因は、主に3つあります。
- 決断による脳疲労
- 時間の思い込み
- モノと自分の記憶を一体化してしまう
くわしく解説します。
決断疲労で脳がフリーズ
「もう無理」と思ってしまう大きな原因は、脳疲労です。
片づけは、決断の連続です。
そのため、あまりにモノが多いと決断疲れを起こしてしまうのです。
決断疲れを最小限にするために
- 「1年間使っていなければ捨てる」などルールを明確化する
- 迷ったモノを保管できる「保留ボックス」を作成する
などの対策が必要です。
「まとまった時間がないと片づけられない」という錯覚
片づけは、まとまった時間が必要だから、忙しいと片づけができない……と考えていませんでしょうか?
実は、5分しか時間がなくても「決断の質」を高めれば、モノの整理はできます。
片づけで大切なのは時間ではなく、判断する回数。
先ほども記載したように、「捨てるルールを明確化」するだけで、同じ時間内でも判断回数を増やせます。
記事の後半で、5分でできる片づけを場所別にまとめたので、こちらも参考にしてください。
モノと一緒に過去の自分や思い出まで捨ててしまいそうな気がする
「思い出のモノだらけで、整理するなんて無理……」
と言う人もいます。
記憶は五感に紐づいている、と言われるように、モノを見るだけで当時の感情が再生されることもあります。
たとえば
- 香水の香りをかぐと、昔の恋人を思い出してしまう
- 祖父の椅子に座ると、小さかったころの記憶がよみがえる
などもあるでしょう。
そのため、モノを処分すると思い出もいっしょに消えてしまうような気がして、手放せない場合があります。
しかし、これは人間特有の思い込みです。
モノと記憶は別物であると気づくだけで、手放せる人も多くいます。
汚部屋レベル!片づけたいのに全出しが無理なときの3つの方法

「汚部屋レベルでモノが多くて、モノを出すことすらできない!」
という場合は、別の対処が必要です。
片づけの第一歩はしまわれているモノを全て外に出すこと。
しかし、あまりにモノが多いと、しまっているモノが出せないということも……。
モノが多すぎるときの対処法を3つご紹介します。
モノが多すぎて手が付かないときは、A4サイズからでOK
A4サイズくらい小さな場所から片づけをはじめましょう。
小さな場所に区切れば、全部出すことができる家も多いのではないでしょうか?
モノを出したら
- 要
- 不要
- 保留
の3つに分けて、片づけます。
小さな場所を少しずつ片づけるだけでも、徐々にキレイな部屋になります。
部屋が狭くて全部出せないときは一時避難させる
- 小さな場所から片づけるなんて面倒
- 休みの日に一気に片づけたい
と言う場合は、廊下やベランダ、車のトランクなどにモノを一時的に避難させる方法もあります。
ブルーシートを引いて、避難させる場所を汚さないようにしましょう。
コツは、収納できる量になるまで、モノを部屋に戻さないことです。
専門家に頼る
本当に手をつけられないほどの汚部屋なら、専門家に頼むのもいいでしょう。
片づけの専門家は、2つのパターンがあります。
1.クライアントと相談をしながら捨てるモノやルールを決めたり、収納を考えてくれる(整理収納アドバイザーなど)
2.トラックなどを使って、指定されたモノ以外を全て処分してくれる(不用品回収業者)
1の場合は、基本的にクライアント自身が片づけを行います。
しかし捨てるルールをいっしょに決めたり、収納などを考える過程で、価値観が明確になり、片づけられる自分に変われます。
2の場合は、一気に不用品を失くせますが、価値観を明確にするようなサポートはありません。
しかし、ゴミ屋敷レベルまでモノが増えてしまったときは、強い味方になってくれます。
片づけが無理なときでもやりやすい!場所別5分でできるファーストステップ

この章では各場所ごとに「5分でできること」をまとめて紹介します。
どこからはじめても構いません。
とにかく「5分」動くことを目標にチャレンジしてみましょう。
玄関
- 今日履かない靴を靴箱に入れる
- ポストのチラシをゴミ袋に入れる
リビング
- カゴを用意してソファの上の物を集める
- リモコン・充電器をトレイにまとめる
キッチン
- 冷蔵庫の調味料の賞味期限チェックし、1本だけ捨てる
- シンクのスポンジチェックし、1ヶ月経っていたら古いスポンジを1つ捨てる
ダイニングテーブル
置きっぱなし紙類を「必要・捨てる・保留」の3山に分ける
洗面所
- 残り少ない化粧品を前列に並べる
- ハンガーが溜まっていたら、5本処分
クローゼット
- 10着だけ服を取り出して、1年以内に着たかどうかで仕分ける
- 穴が開いている靴下やゴムが伸びている下着を1着だけ処分
デジタル
- スマホの写真やスクリーンショットで気に入らないモノを10枚削除
- 不要なEメールを10件削除
よくある質問
片づけがむずかしいと感じている人から、よくいただく質問をまとめました。
モノがあふれているので収納ボックスを増やしていいですか?
オススメできません。
まず、今あるモノを減らさないと、収納を増やしてもすぐに散らかります。
収納ボックスを増やす前に、「何を手元に残しておくか」という視点でモノを厳選しましょう。
挫折しない方法は?
挫折が怖い人は、カレンダーや写真を活用しましょう。
片づけた日のカレンダーにシールを貼ったり、片づける前後の写真を撮ったりすると、成果が可視化できるのでオススメです。
「片づけは無理」というのは思い込み!判断のルールを決めて、5分タスクを積み重ねれば必ずキレイになる
片づけは、いつかどこかで実施しないといけない人生の必須課題です。
モノが増えすぎてしまっても、少しずつ片づければ、いつかは終わります。
どうしても手に負えない!と思うようなら、プロに頼むのもいいでしょう。
「やらなきゃ」と思ったときが、片づけどきです。
どうしても1人では片づけが進まない、と言う人は、整理収納学園でいっしょに片づけを進めませんか?
不定期でイベントを行ったり、整理収納に関する勉強会などを実施しています。
入学料は無料です。
皆様のご参加をお待ちしています。