「自分に合った片づけ方法が知りたい」
「片づけの勉強をしているけれど、なぜかうまくいかない」
片づけは奥が深く、サクっと片づけられる人もいれば、なかなか前に進めない人もいます。
そこで、今回は「利き脳」という脳タイプに基づいた片づけ方法をご紹介します。
ぜひ、参考にしてくださいね。
片づけに役立つって本当?脳タイプとは脳の得意な使い方を知る方法

手に「利き手」があるように、脳にも人によって「得意な使い方」があります。
情報は「インプット」と「アウトプット」で処理をしますが、右脳と左脳、どちらで行うのが得意なのかを見極めたのが「利き脳」です。
調べ方はカンタン。
1.指を組むとインプットするときに得意な脳がわかる
指を組んだときに右手の親指が下にきたら「右脳」タイプ。
左手の親指が下に来たら「左脳」タイプです。
2.腕を組んだときにアウトプットするときに得意な脳がわかる
腕を組んだときに右腕が下になったら右脳タイプ。
左腕が下になったら左脳タイプです。
各タイプ別の片づけ方を見ていきましょう。
あなたに合った片づけ方法がわかる!脳タイプ別オススメの整理収納法

自分の利き脳がわかったところで、利き脳ごとの特徴や片づけの対策について解説します。
- 右右脳タイプ(手を組んだときに右手の親指が下・腕を組んだときに右腕が下)
- 右左脳タイプ(手を組んだときに右手の親指が下・腕を組んだときに左腕が下)
- 左右脳タイプ(手を組んだときに左手の親指が下・腕を組んだときに右腕が下)
- 左左脳タイプ(手を組んだときに左手の親指が下・腕を組んだときに左腕が下)
1つずつ確認しましょう。
右右脳タイプ(直感型・感覚派)
手を組んだときに右手の親指が下
腕を組んだときに右腕が下
になった人は、インプットでもアウトプットでも右脳を使うことが得意なタイプです。
このタイプの人は
- 片づけの手順を決めることが苦手
- 収納が見えないと忘れてしまう
- なんとなく片づけるけれど、どこに何があるかわからなくなる
という特徴があります。
対策として
- ざっくりと分けて収納する
- 収納スペースにラベリングをする
- カゴやボックスで「一時置き場」を作る
などがオススメです。
右左脳タイプ(アイデア型・クリエイティブ派)
手を組んだときに右手の親指が下
腕を組んだときに左腕が下
のタイプは、いろんなことを同時に考えることが得意です。
ただ、少し完璧主義なところもあります。
モノの配置にこだわりがあり、行動できなくなりやすいです。
対策として、
「とりあえず片づけてから、あとで見直す」という2ステップ方式
がオススメです。
「どうせ見直すから、とりあえず80%でOK」という思考になり、完璧主義から抜け出しやすくなります。
左右脳タイプ(計画型・整理整頓派)
指を組んだときに左の親指が下
腕を組んだときに右腕が下
になった人はルールを作ると片づけがスイスイ進むタイプです。
ただ、ときどきルールを作りすぎて、自分で自分の首を絞めてしまうこともあります。
対策は
- ルールは1ヶ所につき3つまでにする
- 家族がいたらルールを共有し、みんなでキレイな部屋を維持する
家族でルールを共有すれば、決まりを作りすぎずに済みます。
左右脳タイプは、基本的に整理収納が得意なタイプなので、コツを覚えればサクサク片づけを進められるでしょう。
左左脳タイプ(論理型・完璧主義派)
指を組んだときに左の親指が下
腕を組んだときに左腕が下になった人
インプットもアウトプットも左脳を使うことが得意です。
しかし、「もっといいやり方があるのでは?」と考えだすと前に進めなくなるので要注意です。
とくに収納をこだわりだすと、片づけが進められなくなります。
対策としては
- シンプルな収納方法を採用する
- 収納グッズを買う前に本当に必要か考える
シンプルな収納方法を採用する
収納グッズを買う前に本当に必要か考える
などがオススメです。
片づけを習慣化したい!脳タイプに関係なくすぐに使える整理収納のコツ

タイプ別に片づけの対策を紹介しましたが、最後にどのタイプにも使える整理収納のコツを3つご紹介します。
とくに忙しいときに効果的な方法です。
- 毎日5分片づけるというルールを作る
- ついでに片づけるを意識する
- 家族と協力して片づける
1つずつ見ていきましょう。
「毎日5分ルール」を作る
忙しくて手をつけられない、という人は、1日5分だけ片づけるというルールを作るといいでしょう。
まったく手をつけなければ散らかったままですが、1日5分でも整理すれば、少しずつキレイになります。
毎日5分片づけのポイントは3つです。
- タイマーを使って5分きっちり測る
- 「朝起きてすぐ」や「寝る前」など習慣化されているルーティンに組み込む
時間があるときは5分以上片づけてもいいですが、疲れているときに無理をすると挫折の原因になります。
毎日少しずつ片づけを進めるようにしましょう。
「ついで片づけ」を意識する
日常の動作のついでに片づけるのも有効です。
片づけが進まない理由の1つに、「時間を取らないといけない」と思い込んでいることがあります。
しかし何かのついでに片づけをするだけでも、散らかりにくい部屋は作れます。
たとえば
- 料理のついでに1年以上使っていない調味料を確認する
- 歯磨きのついでに不要な試供品を整理する
- 洗濯物を片づけるついでに、クローゼットの引き出しを1段だけ整理する
などです。
こうすることで、片づけを「特別な作業」ではなく「いつもの習慣」にすることができます。
家族と役割分担をする
一人で頑張りすぎずに、家族とも協力してキレイな家を目指しましょう。
家族にお願いするのは面倒だから、と1人で頑張りすぎると
「私ばっかり大変……」
と挫折の原因になりかねません。
家族にお願いするときは、カンタンなことからはじめるといいでしょう。
- 帰宅後の靴をそろえる
- リビングなど家族で過ごす場所だけは、みんなで5分片づける
などから提案すると、実践しやすくなります。
片づけは脳タイプも参考に取り組んでみよう
今回は、脳タイプ別の片づけ法を解説しました。
あくまでざっくりとしたタイプなので、当てはまらない人もいるかもしれません。
その場合は、ほかのタイプの対策も参考にしてくださいね。
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