「実家が散らかっているけれど、早めに片づけたほうがいいのかな?」
「実家の整理収納をするときに気をつけることはある?」
自分の家はキレイになったけれど、実家が片づかないという悩みをよく聞きます。
親が高齢になると、ますます片づけにくくなる実家。
今回は
- 実家の整理をしたほうがいい理由
- 実家を片づけるときに気をつけるべきこと
をまとめました。
ぜひ参考にしてくださいね。
実家の整理収納は早めにやったほうがいい3つの理由

なぜ、実家の片づけが必要になるのか……。
それは、住んでいる親世代の考え方が違うからです。
しかし片づいていない部屋は、ケガの原因にもなるので気になりますよね。
実家の整理収納は、早めにやったほうがいい理由を3つにまとめました。
モノを大事にしすぎる世代だから
60代以上の世代は「もったいない」という意識が強くあります。
モノを大事にする姿勢は、とても大切です。
しかしモノを大事にしすぎて、暮らしにくい状態なのは本末転倒ですよね。
年齢を重ねると、体力も衰えて面倒なことはあと回しにしてしまうので、子どもが率先して片づけを進める必要があります。
将来介護が必要なときのケガ防止に
今は元気な両親でも、将来介護が必要になる可能性があります。
身体の状態によっては、家に手すりをつけたり、車いすで移動できるようなスペースが必要になるかもしれません。
身体が不自由になってからあわてて片づけようとしても、むずかしいですよね。
片づけが終わらなくて、中途半端にしか補助をつけられないことでケガをしてしまうかもしれません。
元気なうちに片づけをしておくと、いざというときに助かります。
必要なモノが減る時期だから
子どもが成人して独立したあとは、暮らしに必要なモノを減らしやすい時期です。
親世代のなかには、子どもがいるときと同じ量のモノを持ち続けている場合があります。
皿やタオルなどの日用品が多すぎたり、もう使わない子ども用の洋服やおもちゃなどをとっている人も多いでしょう。
夫婦2人になったときこそ。モノを見直すチャンスです。
実家の整理収納するときの3STEP

実家の整理収納をするときの手順を紹介します。
自分のモノの片づけとは違い、親の気持ちを尊重しながら進める必要があります。
- 片づけるメリットを話しあう
- エリアごとにモノを出す
- 要不要を分別する
1つずつ解説します。
片づけるメリットを話しあう
自分のモノを片づけるときと違い、親自身も「片づけよう」と思わないといけません。
まずは、片づけるメリットを親子で話しあいましょう。
イメージしやすいように、1部屋ずつ考えます。
たとえばリビングなら
- モノにつまずくなどの危険が減る
- 掃除がしやすくなるのでいつもキレイなリビングでリラックスできる
- みんなが集うようになり、家族の時間が増える
- 孫や友人をいつでも招くことができる
などのメリットをあげていきましょう。
片づけ後の生活をイメージがしやすくなります。
エリアごとにモノを出す
実際に片づけていきましょう。
部屋の中でもエリアを分け、エリア内のモノをすべて出すことからはじめます。
部屋全体を一気に片づけようとすると、挫折しやすくなるからです。
- リビングであれば、
- テレビ台のまわり
- サイドボード
など、スペースをこまかく分けてから作業をするとスムーズです。
要不要を分別する
モノをすべて出したら、必要なモノか不要なモノかを仕分けます。
不要なモノがわかったら、ゴミの分別やゴミ出しは親任せにしないよう方がいいでしょう。
体力に自信がなくなってきた親に任せると、ゴミ出しが面倒になったり、ゴミを出そうとしてケガをする可能性があるからです。
実家を整理収納するときにやってはいけないこと

子どもが独立していれば、実家と言えど他人の家。
気をつけないと、親との関係性も悪くなりかねません。
実家を整理する際にやってはいけないことをまとめました。
- 勝手に処分しない
- 自分の価値観を押しつけない
- 捨てるためのルールを決めておく
1つずつ見ていきましょう。
勝手に処分しない
1番気をつけたほうがいいのは「実家のモノを勝手に捨てないこと」です。
- 子どものころ来ていた洋服
- 自分が小さいころ作った作品
子どもから見たらもう使わないから不用品だろう、と思っても、親にとっては宝物かもしれません。
モノを処分するときは、親に確認してからにしましょう。
自分の価値観を押しつけない
「なんで今までこんなモノとっておいたの?」
気心知れた親だからこそ、つい言ってしまいがちな言葉です。
私なら古くなった容器なんてすぐに捨てるのに……。
ぞうきんを使わずに使い捨ての掃除用ぺーパーで拭くのに……。
言いたくなる気持ちもわかりますが、グッと我慢しましょう。
自分の価値観を押しつけると、親のやる気がダウンしてしまいます。
親の価値観に理解を示しながら、要不要を分別してきましょう。
捨てるためのルールを作っておく
片づけをスムーズに進めるためにも、事前に捨てるためのルールを作っておくといいでしょう。
たとえば
- 日用品のストックは3つまで
- 10年使っていないモノは処分する
- レジ袋をとっておくなら箱に入る分だけ
など。
とくに思い入れの少ないモノなら、ルールを決めたほうが早く進みます。
片づけ前に親子で話し合っておきましょう。
実家の整理収納はできれば早めに取り組もう
実家の整理は、できれば早いうちに行いましょう。
両親の年齢が進むと片づけにくくなります。
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