「子どもに片づけを教えたい」
「叱らずに片づけられる子になってほしい」
子どもに片づけを習慣化してほしい親御さんは多いですよね。
子どもにとっても、人生の早い段階で片づけを身につければ、大人になってから困ることはありません。
今回は
- 子どもに片づける方法を伝えるコツ
- 遊びながら片づけられる方法
- 子どもが片づけを習慣化するコツ
について解説します。
ぜひ参考にしてくださいね。
片づけは遊びの中で伝えていくと身につきやすい

子どものうちから「片づけ」は身につけてほしい習慣の1つですよね。
子どもがスムーズに片づけを身につけられるポイントを3つ紹介します。
- 片づけは遊びの一部として教える
- 成功体験を積み重ねる
- 失敗してもOKという空気を作る
1つずつ解説します。
片づけは「やらされる行為」ではなく「遊びの一部」にする
子どもは、さまざまなことを遊びの中から学びます。
片づけも、遊びの一部として教えていくとスムーズです。
また「片づけは楽しいこと」という認識ができると、遊び時間から次の行動に切り替えるきっかけ作りにもなります。
遊びを取り入れながら、子どもに片づけを楽しく教えていきましょう。
「できた!」の成功体験を重ねる
小さくても、達成感を得ることが継続のモチベーションに繋がります。
「片づけられたね」
「キレイになったね」
など、認められることで、子どもの「自分にはできる!」という感覚が育まれます。
そのため、毎回片づけが終わったら「上手に片づけられたね」などの声かけをするといいでしょう。
成功体験を積みあげると、片づけが自分の力でできることだと理解していきます。
失敗してもOKの空気を作る
子どもですから、日によっては片づけに飽きてしまったり、モノの置き場所を間違えたり、うまくいかないこともあります。
しかし、完璧を求めると、子どもは自信がなくなり、片づけが苦手だと思い込んでしまいます。
やったところまでを認めて、「ここまで頑張ったね」と声をかけてあげましょう。
失敗も含めて肯定すると、自ら片づけられるように成長します。
子どもが夢中になる!片づけを遊びに変える3つのアイデア

楽しみながら片づけができるアイデアを紹介します。
お子様の年齢や好みで使い分けてくださいね。
- 片づけレース
- 色分けチャレンジ
- ビンゴゲーム
1つずつ紹介します。
片づけレースでスピード勝負!
子どもが大好きな競争形式で片づけをしましょう。
ゲーム感覚になるので、集中力とスピードが格段にアップします。
たとえば、タイマーを1分にセットし
「何個おもちゃを片づけられるかな?」
と挑戦します。
できれば親子で競争すると、ゲーム感が増して子どもも楽しめるでしょう。
競争する要素を入れると、自然と片づけが進みます。
色分けチャレンジで楽しさ倍増
「競争は好きじゃない」
「片づけレースは飽きた」
というときにオススメなのが、色に注目する片づけ。
とくに小さな子どもは色に敏感で、視覚情報から多くを学びます。
「赤いおもちゃだけ箱に入れよう!」
「青いおもちゃはどれかな?」
と色分けをしながら片づけると、楽しみながら進められます。
ビンゴゲームで達成感を味わう
幼稚園の年長さんから小学校低学年くらいになると、平仮名を読める子も増えます。
平仮名がわかるようになったら、ビンゴ形式で片づけを取り入れてみましょう。
お絵描き帳などに簡単なビンゴを作り、「ぬいぐるみ」「ブロック」「本」などを書いたマスを用意します。
片づけができたらそのマスにマルをつけて、縦・横・ナナメがそろうように声をかけてみてください。
達成感が目に見えることで、子どものやる気も自然と高まっていきます。
子どもに片づけ習慣を身につけるための3つのコツ

楽しく片づけをするコツは、ほかにもあります。
子どもが自然と片づけを習慣にできるような工夫も紹介します。
- 音楽や歌を活用する
- 片づける時間を決める
- 小さなごほうびを取り入れる
くわしく解説します。
音楽や歌を活用する
音楽や歌を活用しましょう。
子どもはリズムに乗ることで、自然と体が動きやすくなります。
YouTubeなどを使って、子どもの好きな音楽を流しながら片づけると、子どももノリノリで動いてくれます。
楽しい雰囲気を作って、子どもをより片づけ好きにさせましょう。
「お片づけタイム」の時間を決める
定期的に「お片づけタイム」を作りましょう。
実は子どもは「ルーティン」があると安心します。
同じ時間に食事をするように、同じ時間に片づけタイムを作ることで、1日を安心して過ごせるようになります。
まったく同じ時間に片づけタイムを設けられなくても
- お風呂の前
- 夕食前
など、毎日のルーティンとセットにすると、小さい子どもでもわかりやすくていいでしょう。
小さなごほうびでモチベーションアップ
子どものやる気を引き出す工夫も必要です。
目に見えるごほうびがあると、がんばる理由になります。
ごほうびは、大きなプレゼントではなくても大丈夫です。
たとえば、片づけが1週間続けられたら、小さなシール帳にごほうびシールを貼るだけでもいいでしょう。
親も無理なくできるような、小さなごほうびを作りましょう。
続けられる仕組みが大事!片づけやすい環境を整えよう

最後に、子どもが片づけを続けやすい環境についても見直しましょう。
大人と違い、子どもは背が低く、力も弱いです。
そのため収納にも工夫が必要になります。
子どもが片づけやすい環境を作るには
- 子どもがしまいやすい収納
- ラベルと写真でわかりやすくする
- 子どもサイズの収納グッズを使う
の3つです。
解説します。
収納はしまいやすさがカギ
子どもが出し入れしやすい環境を作ることも大事です。
子どもは大人と違い、複雑な手順の収納場所だと、片づけが続きません。
フタのないボックスやオープンラックを使うなど、シンプルな収納にしましょう。
子どもも自分で片づけられるようになります。
ラベルと写真でわかりやすくする
どこに何をしまうかがわからず、片づけが好きになれない子もいます。
写真やイラストなどを使い、収納場所にしまうモノをわかりやすく表示しておくといいでしょう。
子どもが自分で判断して動けるようになるので、自主性が育ちます。
お片づけスペースは子どもサイズで
お片づけスペースは、子どもの高さに合わせていますか?
収納ボックスが高い場所にあったり、フタが重かったり、大人仕様になっていないか、確認しましょう。
気をつけないと、親はつい大人目線で収納場所を選びがちです。
子どもの片づけている様子を見ながら、片づけやすい収納スペースを確保しましょう。
片づけを教えるなら遊びの要素を取り入れよう
子どもに片づけを教えるなら、遊びの力を借りましょう。
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