「片づけたいけれど、時間がない」
「こんなに散らかっていて、短時間で片づけなんてできるのかな?」
忙しいと、片づけは後回しになりがちですよね。
今回は、
- 短時間でも片づけを終わらせるコツ
- 具体的な進め方の例
などを解説しました。
ぜひ、参考にしてくださいね。
片づけを短時間で終わらせる3つのコツ

片づけを短時間で進めるためには、最初が肝心です。
コツは3つ。
- 「何から片づけるか」を決める
- 「どこまでやるか」を決める
- 片づけの型を決める
1つずつ解説します。
「何から片づけるか」を決める
短時間で片づけを終わらせるには、散らかっているモノをざっと見て、何のアイテムから片づけるかを決めます。
- 最初に明らかなゴミを集める
- 次に子どものおもちゃだけを拾う
など、モノの種類ごとに片づけると、モノと収納場所の行き来が減り、早く進みます。
最初の5分、考える時間を確保するだけで、作業効率が格段に上がります。
「どこまでやるか」を決める
片づけ前に、どこまでやるかも決めておきましょう。
終わりの見えない片づけは、精神的にも辛くなり、集中力が続きません。
達成感も得られないので、次回からの片づけが億劫になります。
「30分リビングだけ」
「15分でテーブルの上だけ」
など、小さな範囲に絞って取り組むと、気持ちも軽くなります。
小さなゴールを決めることが、短時間の片づけを成功させる秘訣です。
片づけの型を決めてルーティン化する
慣れてきたら、自分なりの片づけの型を決めて、ルーティン化するのもオススメです。
毎回「何からはじめよう?」と考える時間が減るので、取り掛かるまでのスピードが格段に上がります。
とくに、忙しいときには考えずに「手を動かすだけの状態」を作ると、時短になるでしょう。
片づけを短時間で実践する具体例!30分でリビングを整理しよう

実際にリビングを30分で片づける例を紹介します。
広さやモノの多さでかかる時間は変わりますが、1つの基準として参考にしてくださいね。
最初に
- リビングのどこからどこまで片づけるか
- 片づけるアイテムはどれか
- どこまでやったらゴールか
を決めてから、手順に進みましょう。
くわしく解説します。
ステップ①:タイマーをセットする
最初にタイマーを用意します。
タイマーで測りながら片づけると、「締め切り効果」が生まれ、集中して行動しやすくなります。
締め切り効果とは、期限があることで集中力が高まり、行動に移しやすくなる心理現象のこと。
人はいくらでも時間があると思うとだらけてしまうが、、「あと●分しかない!」という状況になると、脳が緊急モードに切り替わり、迷いなく行動できるようになる。
ステップ②:床の上のモノをすべて拾う
最初の10分で、床をきれいにしましょう。
まずは、散らかっているモノを拾います。
おもちゃ、脱ぎっぱなしの服、チラシ……
拾ったら、アイテムごとに一旦かごや袋にまとめておいてもいいでしょう。
ポイントは2つ。
- アイテムごとに拾う
- 60点でOKと考える(完璧を求めない)
床が見えるだけで、部屋はかなりスッキリします。
ステップ③:テーブル&ソファ周りを整える
次の10分で、家族がよく使うテーブルやソファの周りを整えます。
テーブルの上は、書類・食器・リモコン類などを分類して、元の場所に戻しましょう。
ソファは、不要なモノを片づけ、クッションを整えます。
このとき、住所の決まっていないモノがあったら、カゴや箱を用意して、避難させておくといいでしょう。
テーブルやソファが整うと、生活の中心がスッキリするので、過ごしやすくなります。
ステップ④:「捨てる」「戻す」「隠す」で整える
最後に集めたアイテム、住所の決まっていないモノを分別します。
- 必要なら収納場所へ
- 不要なら手放す
不要か必要か迷うようなら、保留ボックスを作り、あとで判断をしましょう。
スマホのカレンダーなどを使い、3ヶ月後くらいに「保留ボックスを見直す」という予定を入れておけば忘れる心配もありません。
片づけを短時間で行うには家族を味方にする

できれば、家族の協力も得られると、早く片づけが進みます。
家族を巻き込むためのポイントをまとめました。
- 家族の場所はみんなで片づける
- 子どもでも参加しやすい工夫をする
- ゲーム要素を取り入れる
くわしく見ていきましょう。
「家族の場所は家族で片づけよう」と考える
「片づけは女性がやるもの」
「家事はママの仕事」
という考えが家族のなかで当たり前になっているとしたら、要注意です。
リビングやダイニングなど、家族共有の場所は、手分けをして片づけたほうが早いからです。
「私ばっかり片づけをして……」
と思っているなら、1度家族に提案をしてみましょう。
どうしても片づけの価値観が合わない場合は、こちらの記事も参考にしてくださいね。
子どもでも参加しやすい工夫をする
子どもがいる家庭なら、子どもも片づけに参加しやすい工夫をしましょう。
片づけは、一生使うスキルです。
小さいころから片づけの手順を知っておけば、子ども自身も大きくなってから困らなくなります。
子どもが片づけをしやすいようにするためには
- 役割を明確にする
- 収納場所をわかりやすくする
の2つがポイントです。
「片づけなさい!」と言われても、子どもは何からやっていいかわかりません。
そのため
「〇〇君は、おもちゃ係ね」
など役割を与えると、動きやすくなります。
また、収納場所も
「青い箱には自動車のおもちゃを入れてね」
「黄色の箱は、おままごとね」
などわかりやすくしておくといいでしょう。
可能であれば、アイテムの写真を撮って収納場所に貼っておくと、文字が読めない子でも片づけやすくなります。
「自分でできる仕組み」を用意することで、子どもも楽しんで参加できるようになります。
ゲーム要素を取り入れる
片づけにゲームの要素を取り入れると、子どもも大人も片づけがはかどります。
たとえば、1人ずつカゴを持って、タイマーを10分にセットします。
ヨーイドン!で、床やテーブルのモノをかごに入れて、時間内にいくつモノを拾ったか競争をすると、みるみると部屋がきれいになります。
競争をしたり、時間を区切ったりしながら進めると、短時間で複数の場所を片づけられるようになるでしょう。
片づけは短時間でもできる!時間を区切ってやってみよう
今回は、片づけを短時間で行う方法を解説しました。
片づけは、家事のなかでも優先度が低くなりがちです。
しかし、ポイントを押さえれば、30分でもずいぶん片づけられるはずです。
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